彼岸の対話
先月の彼岸の墓参りにて。
祖父母が眠る墓地は梨畑の中にある。
地方に行けばよくある形の集落の人の為の墓地。
昔からとても好きな場所だ
お地蔵さんにことわってカラスウリを持ち帰る
赤い実が三つと青い実がふたつ
みんな赤くなるのかと思いきや
ひとつ、母に供えているものがいまだに青い
そういうこともあるのだろうが
母に供えているものだけが青いままだということになると
そこに何か対話があるような気がしてしまう
対話といえば
今年、相方さんのお父さんが眠る墓の文字の部分にドロバチが巣を作ったらしい
いつもなら一緒に行くのだが仕事の都合で行かれなかった
ドロバチは危険が少ないし、経験によれば、塞がっていたら親は戻らない
墓から生き物が生まれるなんて縁起がいいじゃないかと思うが
定期的に墓に参っている人からすればそのまま置いておくなんて無精は考えられないという
のも理解のできる話だ。
巣は丁寧に排除された。
中には幼虫がいたそうだ。
家の者が排除しなくても管理の人が気がつけばきっと排除されただろうから
自分で片付けることができたことはよかったと言えるかもしれない
墓から生き物が生まれるなんてとても素敵だと思うんだけどな。
くどいな。
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